意味性認知症というものを知りました

今日初めて意味性認知症という病を知りました。

言葉がわからなくなり、運動機能が衰えて、しかも進行が早いようです。

唸り声のような、音を発することしかできなくなっていくようで、食事も自分ではとれません。

意味性認知症でなくとも、他の認知症でも後期には、食事を自分でとれなくなり、さらには飲み込む行為を忘れるそうです。

いつまでも、くちゃくちゃと噛んでいるとか。

母も、物をやり取りするとき「はさみ取って」と言っても、『どれやったかいな』なんて誤魔化していたりすることがあります。

運動機能も足の衰えが速いです。

食べ物を飲むように、ガツガツと食べるし、食べるのがものすごく速いです。

結構一人前食べます。

かかりつけ医の看護師さんが、家でお話しするとき、例えばハサミを渡す時、「はい、ハサミ」とか「ハサミ、どうぞ」とか言うほうがよいと教えてくれました。

認知症のスケールを取って、0(ゼロ)だったそうで、ずいぶん心配してくれていました。

2年に最初に訪れたときは、ほんの初期で、まだ大丈夫とのことだったのに。

かかりつけ医は、「まだ、(認知症と)違うようやけど」と言い、私は「いいえ、絶対そうです」となって、結局はそれから、2年で、今では介護度2です。

以前のことは、あまり覚えていなくて、何度も同じことを聞きます。典型です。

そして、

認知症の人を見たり、他の人が介護されている様子を見ると『私には、あんたがいるけどなぁ。どうする?』といいます。

「どうするって、どないもせーへんよ。誰かがやってくれるから。大丈夫や。今時みんな一人や。」と言っておきます。

両親は、お金でもめて、お互いの親戚でもめて、浮気でももめて、母の性格でもめて、物心ついたときに父が家にいるときにはケンカがおこる、という家庭に育ったので、結婚に対して夢も希望も持っていませんでした。

なのに、今頃になって言います。そして、一番腹が立つのは、子どもを産んで育てるのは親の介護のためかのような言い草なところです。

やっぱり母を好きになれないです。

親って、普通はどうなのでしょう。

自分の安心>子どもの幸せ

私の両親はどちらも、こんな図式の人でした。

残念。

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